理論は後付け
今日のネットニュースで読んだのですが、女子プロがT大と共同でスイングの解析を始めたとか・・・
自身ののスイングを分析し、データー化するようなことが書いてありました。
確かに、できている人に可視化することは大いにいいことだと思います。
私自身も7月にGEARSを体験し、自分のスイングのあまりにも非効率な動きに残念というか、できていないことに気づかされました。
GEARSは本当に優れた機械で、ジョーダン・スピースがゴルフスイングを分析するMIRと表現するほど優れた機械です。
自分自身のイメージしている動きと、実際のスイングの違いを理解すれば改善するのもイメージしやすいです。
今現在は素晴らしい携帯カメラのおかげで、スイングを撮影して、すぐに見れるのでご自身のスイング、イメージの違いが簡単にわかるようになり益々レスンがしやすくなっています。
ですが、あまりにも映像に頼りすぎるのも落とし穴はあります。
ゴルフ練習場でも、ゴルフスイングの物理、力学が理解できている人のアドバイスは大いに受けるべきですが、そこに物理、力学がないとおかしなことになります。
練習場でよく見かける光景で、先輩が後輩に指導する風景をよく目にしますが、そこの物理はあるの?力学はあるの?っと聴きたくなる場面があります。
ある程度スイングができている人は、ボールも効率よく飛ばせますし、ボールをコントロールして曲げることもできるでしょう。
ですが、ボールの飛ぶ原則原理、ボールが曲がる原則原理を理解しない諸先輩の指導は、小ささ親切であり、大きなお世話になっていることが多いように思います。
人は、目から入る情報を元に、見よう見まねができる優れた機械!?と考えることもできます。
子供が歩き出す時期、誰かに何かを言われたわけでもなく、伝え歩きに始まり、バランスをとって立つことができ、ようやく歩き始めます。
その間、約1年
ゴルフのスイングもこれくらいの時間の基礎を身につければ、誰でも上手くなれると思います。(毎日クラブを握り、できればハーフスイング素振りだけでも上手くなれます)
最近の女子プロゴルフ界は若い力が台頭していますが、一旦スランプになるとなかなか抜け出せない・・・(男子も同じ)
指導者の問題なのか、本人の問題なのか、道具の問題なのか・・・?
理論を知らないでできていたことが、あるきっかけでできなくなる。
毎年クラブを提供されて、スイングは同じでも微妙なクラブの違いでスイングもおかしくなります。
それを曲がるのはスイングが悪いと思い、一生懸命練習すればするほど悪くしてしまいます。
できていた時には、何が、どのようにできていたのか?
道具も含め、今の時代ゴルフはもっと上手くなれるはずです。
『理論のための理論に毒されないように』
福井康雄さんの言葉が思い出されます。
ゴルフが上手くなるためには、道具が一番、指導者が二番、理論は三番目で十分です。
金槌で釘を真っ直ぐに打つ!
理論より先に実践です。
それができれば、理解できればゴルフは上手くなれます。