グリップについて
開幕戦も終わり、地元優勝した選手は夢が叶って良かったです。
ゴルフで一番最初習うグリップですが、のちのゴルフ人生を左右すると言っても過言ではありません。
私がお勧めするのは、オバーラッピンググリップです。
それから、力のない女性とか、子供、飛ばしたいシニア65歳以上の方にはテンフィンガーをお勧めしています。
インターロッキングは手の小さい子供とか、力のない女性には危険です。
グリプにも流行があり、ジャックニクラウスに憧れたタイガーが、インターロッキンググリップにし、タイガーに憧れた最近のゴルフ世代、松山選手、石川選手もインターロッキングです。
これからも強い選手が握っているグリップを真似する子供たちが多く増えると思いますが、大人が子供にグリップを教えるなら、手の中身も教えないと危険です。
私自身が指導するにあたって、テンフィンガーでも、野球のように握ってもいいし、ゴルフの感じでフィンガーに握ってもどちらでもいいと言います。
肝心なのは手の中であって、手の中、グリップからシャフトを通じていかにヘッドに力を伝えれるかです。
グリップの要点としては、手の中で支点、力点を作れているかどうかです。
右利きなら、支点は右手人差し指になります。
力点は左手、小指の付け根、掌になります。
両手で物を振るわけですから、役割分担があります。
よく聞く話が、ゴルフは左手にしっかり力を入れなさい、右手は添えているだけで力を入れてはいけない・・・
左手も大事ですが、右手がもっと大切です。
右手は、力を殺さなくても力が入りにくいように握らされています。(特にオバーラッピングなら)
インパクトでグリップエンドと、右手人差し指が入れ替われば今より飛距離が出ます。
シャフトもしなります。
飛ばない、スライスする方は左手をしっかり握りすぎているか左手リードを意識しすぎています。
左手は降らなくても体が正しく動けば勝手に動きます。
動きを止める力も大切な飛ばす要素です。
固定観念にとらわれず、ゴルフを簡単な物理、力学で考えれば優しくもなります。
グリップ、見直しませんか?