個性的なスイングでも・・・
先週末に、韓国の選手が優勝しましたね
個性的なスイングですが、インパクトがしっかりしているからボールをうまくコントロールできています。
スイングに点数はつきません、仮にバックスイングのトップが良くても、フィニッシュが良くても、結果、ボールが曲がり、OBゾーンにボールが消えていかば2打罰・・・
指導者でも、インパクトは通過点という方がおられますが、私は反対派です。
インパクトこそが大切で、フォロースルー、フィニッシュこそが作っては一番いけない部分です。
スイングスピードの慣性で、フィニッシュは結果的にできている部分です。
前にも書きましたが、動作(能動的、意識)と結果(他動的、無意識)を混同した指導が一番癖が悪いです。
優れた指導者と言われている人でも、このことを混同している方がたくさんおられます。
できないことを一生懸命練習しても無駄な努力です。
無駄な努力をさせられているか、させられていないかを知るためにも、ご本人が結果と、動作が混同していないかを知ることが大切です。
あげる瞬間と、降ろす瞬間・・・人間の感覚では、意識して行動に出るまでが0.5秒前後だそうです。(いくら速い人でも0.4秒)
ダウンスイングに入ってから、インパクトまでがタイガーで0.23秒・・・
ダウンに入ってしまったら、ほぼ何もできないのが現状です。
なのに、何年も、何年前からもこの部分を指導する方が多いです。
ゴルフっていうのは不思議なもので、どんなに優れたスポーツ選手でさえも指導者によって見るも無残なスイングになっています。
なかにはイップスになってしまった方も多くいています。
何気なく振っていれば当たるようになるものが、あれをして、これをしながらああする、こうするということが増えれば増えるほどスイングをややこしくしてしまいます。
単純に、物を持って(棒、クラブ)左右に振る。
それだけのことなのに、アレヤコレヤと考え込んでしまう。
考えれば考えるほど体は動かなくなってしまい、面白くないからやめてしまう・・・
悪循環です。
あの大自然の中で、気持ちよくクラブを振り、景色を見ながら仲間と談笑する。
そんな単純なスイングを手に入れることができれば、一生涯ゴルフを楽しめます。
ゴルフは決して難しいスポーツではありません。
子供のような純粋な気持ち、単純な心であればあるほどいいスイングになれます。
情報過多の時代、私自身も間違った情報でスイングをこんがらがせてしまいました。
こじれたスイングは、再現性がありません。
こじれたスイングをしていたからこそ、悩んでいる人の気持ちも理解できます。
明日は87歳の生徒さんとのラウンドです。
どれだけ飛距離が伸びているか楽しみです。
悩んで、どうしようもなくなっている方、ご依頼をお待ちしています。